さくらや業者の種類
出会い系サイトやマッチングアプリには、純粋な男女の出会いを求める方以外にも、以下の様な方が多数存在しています。
さくら
出会い系サービスの運営者側が雇ったアルバイト等が一般会員のふりをしている人がサクラです。
こういったサクラは提供する側がしっかりとしているサービスであれば心配はないので、口コミや運営企業を調べると良いでしょう。特に上場企業やPマークを取得している企業であれば安心です。
業者のことを「サクラ」と言い換える場合もありますが、実際は別の意味になります。
サクラの目的は、
- 運営している出会い系アプリ・サイトの会員を増やすこと(集客)
- 運営している出会い系アプリ・サイトで会員にお金を使わせること
- サービス内の無料会員を有料会員へ誘導する
の3つになります。
サクラが儲かる仕組み(流れ)は以下のようになります。
サクラはユーザーの支払った利用料金の中から自分の報酬を受け取ります。
その為、ユーザーにお金を使わせようと、メッセージを長引かせる・ポイント消費の高い画像や動画の閲覧をさせようとしてくる傾向があります。
いわゆる悪質な出会い系だと、以下のように架空の人物を装ってメールを繰り返し、ユーザーにポイントを消費させることで多くの利用料を支払わせるケースがあります。
この場合のサクラは、「データ入力」などの求人を見てきた老若男女が、1つの部屋で数十人単位でメールをしているケースがほとんどです。
ちなみに、こういったサクラが発生しやすいサイトは、メール1通の送信料が100円を超えるような比較的高単価な出会い系がほとんどです。
そうでなければ、たくさんの人を雇ってまでサクラをするメリットが運営側にないためです。
少しでも不審に思った場合は様子を見るか、やり取りするのをやめましょう。ブロックして運営へ報告することが1番効果的です。被害を最小限に抑えるためにも運営へ報告しましょう。
キャッシュバッカー(メールレディともいう)
キャッシュバッカーとは、女性の会員の活動促進・定着を目的として、女性に対し「会員男性とアプリ内でメールしたら1通◯◯ポイント・円」等といった形で、ポイントや現金を還元する仕組みを利用して、お小遣い稼ぎをしている女性のことを言います。
これは「サクラ」とは異なり、一般の素人女性が行っていることなので、出会い系アプリ初心者の場合は気がつきにくくなります。
多くの優良サイトは、このキャッシュバッカーを問題視して、キャッシュバック金額を下げたりしていますが、絶滅してはいないため注意が必要です。
キャッシュバック制度は多くの出会い系サイト・アプリで導入されている仕組みで、還元率はそんなに良くないのですが「ちりつも」の精神で暇つぶし程度にお小遣い稼ぎをしている女の子がいます。
参考にキャッシュバックされる金額の一部を紹介します。価格(値段)や条件は、出会い系サイト・アプリによって異なります。
条件 | 価格・値段 |
---|---|
メール受信・返信 | 1円~5円/通 ※写真・動画添付で5~10円追加 |
通話 | 15円~20円/分 |
アダルト投稿 | 1円~10円/件 |
プロフィールを画像見てもらう | 1円~3円/件 |
あまり、還元率のよいものではありませんが、暇ならメッセージのやり取りでお小遣い稼ぎをしようと考え、メッセージを長引かせようとしてくるので、注意が必要です。
キャッシュバッカーの女の子はお小遣い稼ぎが目的ですから、会えませんし、お付き合いすることもできません。最悪の場合、交際相手がいることもあります。騙されないようにしましょう。
現在ある出会い系サービスではポイント制よりも月額制が多いため、こういったサクラに惑わされることは少なくなりましたがまだなくなったわけではありません。
よくある手法としては、長い間メッセージ交換をしているのに、なかなかメールアドレスや電話番号を教えてくれない場合や、直球に『ポイントを購入してもっとメッセージをしませんか?』などと投げかけてくる場合です。
一般の利用者にポイントをどんどん使わせるためにあらゆる手でメッセージを先延ばしたり、ポイントの購入へ誘導します。
こういった場合は強制ではないので、自身で考えて追加のポイントを購入しましょう。
もし、もっとこの人とメッセージ交換をしたいなと思うのであれば購入しても良いですし、何か怪しいなと思えばそのままほっといても大丈夫です。
尚、サイト外のやり取りはポイントにならないため、メールレディはLINEを絶対に教えません。
メールレディは、男性が離れないように会う素振りを見せますが、会う気は無いため、具体的な日取りは言いません。
割り切りの女子
出会い系サイトで使われる「割り切り」の意味は「お金が発生する大人の関係」という意味がほとんどです。「大人の関係」と言い換えられることもあります。
女子大生や給料の少ない若い女性がお金欲しさに性行為を売り物にします。
1万円札を「大人」という呼び方をして「大人2枚」でホテル等の誘いをします。
又、別の言葉で言えば、「援助」「パパ活」等とも言われます。
尚、「パパ活」と逆の言葉として「ママ活」というものもありますが、これは、女性が男にお金を渡して、デートや性行為を楽しむものです。
法律的にもかなりグレーな行為ですし、中には未成年者が割り切りを募集している場合もあり、未成年者と関係を持ってしまうと犯罪になるので、関わらないようにすることが大切です。
割り切り女子の特長
- 隠語を使ってくる(苺・ホ別・希望・サポ・諭吉2人・条件 など)
- 「わかる人だけ」「援助お願い」などプロフィールに明記
- 募集は掲示板などでしている
割り切りを募集している女の子は、プロフィールやメッセージの時点で自分から「割ですけどいいですか?」「恋愛目的ではないです」など聞いてくるので、その時点で断れば問題ありませんが、言葉巧みに騙してくる個人の女の子もいますし、美人局のような行為をしてくる人もいます。
援助交際を持ちかけてくる女性の写真はかなり可愛いことが多いですが、99%嘘です。写真はかなり加工したものか別人の写真を使用していることが多いです。
業者
運営会社とは関係のない出会う事以外の目的を持っている人が業者です。サクラは運営会社に利益を生む為に雇われていますが、業者は運営会社に全く関係のない別会社・人が自分の利益の為に出会い系を使って集客しています。
全て結婚やお付き合いを目的としておらず、自身の利益のために近づいてきます。
アプリ内で連絡を取り始め、2,3回で連絡先を聞かれた場合は注意が必要です。
運営の監視が行き届かない場所で、勧誘や営業をされる恐れがあります。
もし、マッチングしたとしても、プロフィールやメッセージの中で違和感を覚えた場合はやり取りするのをやめましょう。
業者の目的はそれぞれで、個人情報を収集し販売する、援デリの集客、物販等があります。以下に詳しく説明します。
- 援デリ業者
→出会い系アプリを通じて一般会員に営業をかける風俗業者 - 個人情報収集業者
→LINEID、電話番号やメールアドレス等の個人情報を出会い系アプリで聞き出し販売する業者 - ビジネス勧誘、マルチ商法
→ビジネスの勧誘や商品の押し売り等をする業者 - ワンクリック詐欺業者
→メッセージ内にURLを添付、アクセス後に個人情報を盗む・利用用金請求を行う業者
基本的に、出会い系アプリ・サイトでは勧誘などはアプリ内で行わないルールがありますから、業者を見つけたらすぐに運営会社に報告してくださいね!
いきなりアダルトな内容を送ってくるケースや、長文で性的なことを言ってくるのは99.9%援助交際(援デリ業者)です。ポイントの無駄ですので相手にしないようにしましょう。
業者の特徴
- ✔長文メッセージを送ってくる
- ✔最初からアダルト内容を送ってくる
- ✔メールアドレスを聞いてくる
- ✔口元を隠した加工画像を登録している
- ✔アダルト掲示板に出没する
業者は、とにかくアダルト方面の会話しかしてきません。登録しているプロフィールも、大人の出会いがしたいことをアピールしている内容です。
サクラ・業者の特徴と見分け方
サクラや業者には、特徴があるので覚えることで、一般ユーザーと見分けることができます!
慣れてくると、ひと目でわかるようになる人もいるぐらい特徴的ですから、これを機会に頭の片隅に入れておきましょう!
業者の見分け方
相手からメッセージを送ってきた場合は、業者の可能性が非常に高いです。ログインと同時にメッセージや足跡が付くことが多いですが、業者が自動プログラムを駆使して、ログイン順に片っ端からメッセージを送っています。
また、ほとんどの一般女性は、自分からメッセージを送らず、男性からのアプローチを待つことが多いため、相手からメッセージを送ってきた場合はほぼ業者と考えて良いでしょう。
多くの業者が美人の顔写真を使って男性を釣ろうとしているため、はっきり顔が分かる写真を載せている相手は業者の可能性が高いです。
登録している女性は貞操観念が薄い女性と見られるため、利用している一般女性は、利用していることがバレない様に、顔が分からないようしている場合が多いです。
プロフィールの希望する相手が、多くの人に当てはまる内容であったり、利用目的の項目で「浮気・不倫」「コスプレ」など不純な項目ばかり設定しているなど、遊び目的を匂わせる内容の場合は高確率で業者です。
自己紹介文が男性が性的に興奮しそうな内容にしている場合は、ほぼ業者になります。一般女性は、遊び目的だったとしても、自分の人となりを知ってもらえる内容を記載していることがほとんどです。
メッセージでお金を要求してくる場合は、99%業者です。「最初だけホテル代と別に2万円」と記載されてることが多いですが、2回目はほぼ無いので期待しないようにしましょう。
ちなみに、都内は2万円、地方は1万5千円が相場のようです。安いわけでもなく、別人が来ることも多いので、業者の誘いには乗らない方が良いでしょう。
写真から見分ける方法
これはあまり確実な方法ではありませんが、見分ける方法として知っていても損はありません。
写真からサクラを見分けるときは、あまりにもできすぎた写真ではないかに注目しましょう。
例えば、女性会員の場合露出が多い写真などは注意が必要です。
まじめに出会いを求めている女性が明らかに露出をしているというのはおかしな行動でしょう。
- プロフィール写真が他の人より目立つ
- プロフィール写真がキメキメ
- プロフィール写真が美男美女すぎる(芸能人並に可愛い/イケメン)
- 顔の一部を隠している写メを登録している
- 写メがエロすぎる(太もも・胸などのアップ写メ)
- 複数のサイトに同じような名前&写真がある
- プロフィール写真を1枚しか登録していない
- 級車や高級ホテルなどお金持ちのイメージ
- 肌の露出が多い
自己紹介文で見極める
プロフィールの自己紹介文がハイスペックすぎる場合や内容が薄い場合など、プロフィールの内容が明らかに一般人と異なっています。
援デリ業者やビジネス勧誘・マルチ商法業者によくある特徴です。
- プロフィールの内容が薄い
- プロフィールが充実しすぎている。(100%に近い)
- 希望のタイプが誰にでも当てはまるようなもの
- 自己評価がやたらと高い
- アダルトな内容のプロフィール文
- スリーサイズが記載されている
- 「感謝」「人と人の繋がり」「付き合いは大切」など誰とでも会えるような文
メッセージから見分ける方法
メッセージは一対一のやり取りなので、サクラは活発に行動します。
種類によってその言動は異なりますが、メッセージのやり取りは他の機能よりも見分けやすいのでよく意識してメッセージ交換をしましょう。
例えば、勧誘系のサクラの場合は
「○○に興味はありますか?」
「私もやっているので一緒にどうですか?」
というような文脈のメッセージがきます。
また、業者の場合にはメッセージの時点で「今度うちのお店に来てみませんか?」を誘ってくるでしょう。
他にもメッセージ交換をして間もなく「会いませんか?」という言う人。
よく考えればわかりますが、相手のことを何も知らないのにいきなり会いたいという人はまれです。
”まれ”なのでいないとは言い切れませんが、この場合には一度冷静に考えることをおススメします。
他のサイトへ勧誘される
- URL付きのメッセージを送ってくる
- LINEやメールはスマホが壊れていて使えないと言い訳してくる
- 別のアプリ(サイト)なら無料や写真が多いと言い訳してくる
- 送ってくる文章の流れがよくテンポに乗せられやすい
など、他のサイトでのやり取りを希望し、LINE交換にも応じません。
個人情報収集業者やワンクリック詐欺業者、他の出会い系運営会社の特徴です。
アプリやサイト内でしかメッセージをしない
- LINEやメアド交換はスグしないことをプロフィールでアピール
- メアドを持っていないと言い訳してくる
- 前に騙されたことがあるので慎重になっていると言い訳してくる
- ある程度やり取りして、仲良くなってもLINE交換に応じない
- メッセージのやり取りをしている回数が多く、仲良くなっているのに連絡先の交換を拒否する
アプリ内でのメッセージを重要視していて、明らかに課金を狙っています。
運営会社に雇われたサクラの他にキャッシュバッカーの特徴にもなります。
会話が成り立たない
- 送った質問とは全く異なる話題をされるなど、話が噛み合わない。
- 前に相手に答えた質問内容と同じことを聞かれる
- 誰にでも当てはまるようなメッセージを送ってくる
- いつメッセージをしてもスグに返事がある
- 文法や言葉遣いがおかしい
- あまりに出来すぎた話をしてくる
- アダルトな内容の女性
メッセージを長引かせようとしていて、思わせぶりな内容を送ってきます。
すぐに会おうとしてくる
- 1通目から会おうと言ってくる
- 早く会いたい、寂しい、かまって欲しいなど甘えてくる
- 待ち合わせ場所がホテル街の近く
- 待ち合わせ場所を指定してくる、変更が効かない
- 会うのに友達や先輩も一緒に…と人を呼ぶ
- 会うための条件を押し付けてくる
- すぐにLINE交換を求めてくる
- すぐに電話したがる
会うための努力を惜しまない傾向があります。
その他
- 登録したばかりなのにすぐメッセージが殺到する
- マッチングしてもメッセージが返ってこない
- 「いいね」はあるのに返事が素っ気ない
- いつもオンライン状態
- 使用デバイスがいつもPC
援デリやビジネス勧誘・マルチ商法の特徴で、援デリの場合は業界の掟があり活動範囲が決められていたり、車での送迎なので待ち合わせの場所の変更ができない可能性が高く、ビジネス勧誘系は都合が合わないと次の会える日をすぐに聞いてくる特徴があります。
実際に会ってからの見分け方
最後に実際に会ってからの見分け方です。
これはサービスを利用している間にはその頭角を現さずに、実際に会ってから勧誘などをしてきます。
女性からすると少し不安に思うかもしれませんが、現在ではこういった会員はサービスが排除しているのであまりいません。
上で紹介したサクラの種類の業者以外はサービス側でしっかりと対応されています。
もし実際に会った時に業者だと分かった場合には、きっぱりと断りその後の連絡は避けましょう。
また、他の人が被害に合わないためにも利用しているサービス提供者側に報告してください。
それによって不正な会員はどんどん少なくなり、より安全に利用することができるようになります。
サクラの少ない出会い系アプリ・サイトの選び方
残念ながら、どの出会い系にもサクラがいる可能性はゼロではありません。
しかし、サクラの少ない出会い系にはいくつかの共通点があり、そういったサイトを選んでいればサクラに出会う確率を下げられます。
そんなサイトを選ぶためには3つのポイントがあります。
年齢確認を徹底しているか?
出会い系サイトには、年齢確認を実施しているものが多いですが、これは法律で決まっているものです。
出会い系の業者は18歳未満の児童をサイトに入れないための予防措置を取る責任を持つています。
年齢確認はその一環で、年齢確認をしているサイトは基本的に国の認可をとって事業を行っているため、運営が悪徳業者の可能性は低いです。
また、年齢確認のタイミングで重複登録や偽名での登録を防いでいるため、サクラなども登録しにくくなっています。
反対に、年齢確認のないサイトは違法ですし、サクラが大量にいる可能性が高いので、巻き込まれないように気をつけてくださいね。
サイトが悪事を見過ごさないか?
サクラや業者がいないことも大切ですが、もっと重要なのは運営側がしっかりと監視・パトロールをして悪事を見逃さないことです。
その仕組みが整っていないサイトは無法地帯になります。
優良サイトでは、ホームページ上などで、監視・取り締まり体制をアピールしていますが、そういった取り組みを紹介していないサイトは怪しいと言えます。
「出会えた」という声が多数あるか?
サクラばかりで出会えないサイトには、悪い噂が流れます。反対に、出会えたという声が多いサイトは、サクラが多少いてもしっかり出会えるということです。
しかし、出会えるサイトなのかを口コミで調べるときに、その口コミは正しいのかもう一度考えてみてください。
よくある口コミサイトには「その口コミをどうやって集めたか」を記載しています。
一方、ただ口コミを羅列して、口コミの引用元やアンケートの概要も書かれていなかったり、口コミを書き込むための仕組みがないサイトは管理人が捏造している可能性も疑ってくださいね。
業者や悪質ユーザーと遭遇したときの対処法
運悪く業者や悪質ユーザーとマッチングしてしまった時、どうすれば良いか焦ってしまいますよね。
業者や悪質ユーザーの思い通りにしてしまい被害を受ける可能性も少なくありません。
そうならないためにも、対処法をまとめました。
あまり絡まない
決定的な証拠がある場合は運営に報告するのが1番ですが「これってどうなんだろう」とグレーゾーンな場合も少なくありません。
この場合は、自分からは絶対に連絡せず相手の様子を伺いましょう。
また、連絡先を聞かれても絶対に教えてはいけません。
こちらからのアクションがないと分かると別のターゲットを探すか、更に執拗に連絡をしてきます。
執拗に連絡をしてきた場合は、迷惑行為として運営に報告しましょう。
間違ってもあなたからアクションを起こさないようにしてください。
危険に晒される可能性もあります。
確信があれば違反報告する
様子をみようと何回かメッセージのやり取りをした結果、明らかにサクラだと確信がもてた場合は速やかに運営へ報告をしましょう。
素敵な出会いを求めてマッチングアプリを利用しているのであれば、サクラとわかった以上連絡を取り続ける必要はありません。
また、運営に報告をすることによって、被害者を減らすことにも繋がります。
安心してアプリを利用できるようにするためにも、業者や悪質ユーザーのブロックと報告は徹底して行いましょう。
また、アプリによっては相手に先にブロックされてしまうと、通報できなくなってしまう場合もあるので、先にブロックしておくことを忘れないようにしてくださいね。
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