■まりこさんのプロフィール
- 仮名:まりこ
- 居住地:東京都文京区
- 現在の年齢:36歳
- マッチングアプリを使っていた頃の年齢:32歳
- 職業:会社員
- 趣味:ライブ、ヨガ、まんが
熊本県出身で、都内で会社員をしているまりこです。
学生のときに知り合った彼と結婚して、地方で暮らしていましたが、離婚をきっかけに上京しました。
離婚後ひとりになって自由を感じ、コロナ前は好きなバンドを追いかけて地方遠征をよくしていました。
結婚して地方で生活していた時の生活に窮屈さを感じていたので、恋愛や結婚の価値観が合う人とマッチングアプリで出会いたいなと思っていました。
マッチングアプリを使おうと思ったきっかけ
私は32歳で離婚しました。
再婚や出産を考えると、年齢的にギリギリだと感じていたので「同じ目的を持つ人が集まるマッチングアプリを使えば早く叶えられる!」と思ったからです。
また、マッチングアプリでは、お相手の恋愛や結婚に対する価値観を事前に知ることができるので、価値観が合う人に的を絞ることができると考えました。
上京したてで知り合いも少なかったため、少しでも可能性を増やすため、マッチングアプリを積極的に使うことにしました。
マッチングアプリで相手に求める条件
こだわりポイント
写真の顔や雰囲気から、
- 清潔感があるか
- 好印象で気が合いそうな人か
- 生理的な嫌悪感がないか
などを見ていました。
また、プロフィール文や条件から、その方の「女性に対する考え方」がどのようなものなのかを見極めていました。
具体的には、
- 女性を対等な人間として見ているか
- 家庭的な献身を求めていないか
という点です。
例えば、プロフィールに
- 家庭的な女性が好き
- 子どもが欲しいから婚活を始めた
などと書いている方は避けていました。
また、私のプロフィールで「お料理教室でお玉を持って微笑む写真」を掲載していたのですが、それを見て「料理が好きなのですね」「家庭的ですね」とメッセージを送ってきた方は、その時点でフェードアウトしました。
体型がわかる写真を見て「セクシーですね」と言ってくる方も避けていました。
その他の条件は、
- 居住地:東京23区内
- 年齢:30歳~42歳
- 学歴:大学卒(自分と同程度以上の学力がある方)
- 同居人:なし
- お酒:大酒飲み、飲み会好きでないこと
- 体型:極度に太っていなければOK
- 年収:500万円以上
- 休日:土日祝日
- 結婚に対する意思:すぐにでも結婚したい
- 出会うまでの希望:1、2週間程度
- 結婚歴:どちらでも
- 相手の子供の有無:子どものいる離婚歴がある方はNG(私に子どもがいないため)
でした。
マッチングアプリで出会った人とどうなったか
- 利用したマッチングアプリ:ブライダルネット、ハッピーメール、ワクワクメール
- 累計利用期間:約3ヶ月
- いただいた「いいね!」は約300~400回
- 送った「いいね!」は約30~40回
- マッチングしたのは約20人
- お会いした方は3人
- お付き合いした方は1人
- 体の関係のみの方は0人
- 今までの人生でお付き合いした方は5人(マッチングアプリ以外も含める)
マッチングアプリを利用した感想
ブライダルネットを利用した感想
マッチングアプリを利用し始めた頃は、ハッピーメールやワクワクメールに登録していました。
私は、ハッピーメールやワクワクメールを「婚活」目的で使っていましたが、これらのマッチングアプリでは「恋活」目的で利用している方とマッチングしてしまうことが多く、価値観の相違によってうまくいきませんでした。
ハッピーメールやワクワクメールでの出会いに限界を感じていた時に、ネットで「ブライダルネットは男女とも有料のため、婚活に真剣な人が多い」と見かけたため、登録してみることにしたのです。
ブライダルネットは、プロフィールの作成時に、詳細な条件を入力することができます。
たとえば、
- 運動の頻度
- お酒を飲む頻度
- 子供や結婚歴の有無
- 子供が欲しいかどうか
- 好きなスポーツ
などです。
希望するお相手の体型まで入力できるため、非常に細かく相手の条件や価値観を知ることができます。
最初は、これらの入力を面倒に感じましたが、しっかりと入力することで、「理想の相手と出会える確率が上がる」と思って頑張りました。
その結果、私のプロフィールがとても充実したので、それを見た相手の方がこちらにどのような人物像や条件などを求めているかを把握することができたため、相手からの「いいね!」をお返しする前に熟考することができました。
また、私自身、離婚歴があることを引け目に感じることもあったのですが、マッチ・ドットコムの利用者は年齢層が高く、離婚歴のある方もたくさんお見かけしました。
その点が私の目的に合っていて安心して使えました。
実際に使い始めて、すぐに、お付き合いする方(今の旦那)と出会ってしまったため、ブライダルネットを通じて実際にお会いしたのは一人だけでした。
彼は、写真やプロフィールが充実していたので、安心して会うことができました。
ブライダルネットでは、
- 利用期間:約1ヶ月
- 頂いた「いいね!」は約20回
- 送った「いいね!」は約5回
- マッチングしたのは約3人
- お会いした方は約1人
- お付き合いした方は1人
- 体の関係のみの方は0人
です。
ブライダルネット以外でお会いした方は2人とのことですが、どのような方々でしたか?
一度、その方と食事をしたのですが、基本的には多くの人とお話したいだけのお考えのようで、お話ししていて「あわよくば彼女ができたらいいな」程度の軽い気持ちだなと感じました。
二人目の方は、お話していて、「結婚は視野にいれているものの、良い人がいればいつかはしたい(今すぐじゃなくても良い)」という思考が感じ取れました。
そのため、彼の仕事が忙しいと連絡やデートの間隔が空いてしまい、私も仕事が忙しいこともあり、タイミングが合わず、3回ほどデート(ほとんど食事のみ)しましたが、進展せずに終わってしまいました。
ワクワクメールでは、マッチングはしても、実際に会うまでに至りませんでした。
メッセージのやりとりで「今すぐ会いたい」「まずご飯にいこう」「大人の付き合い希望」など、軽い方が多かったためです。
マッチングアプリを利用した時にあったトラブル
●高収入なのに毎回割り勘だった
ハッピーメールで出会った年収1,000万円以上と書いてある経営者の方と3,4回デートしましたが、毎回割り勘でなんとなくモヤっとしたことがあります。
もちろん、割り勘自体はかまわないのですが、結構きっちりと半額ずつだったので(例えばお会計が10,000円なら5,000円ずつ)、「プロフィールの年収は嘘なのかな?あまり稼いでいないのかな?」と感じてしまいました。
その方との会話はとても楽しかったのですが、お互いの休日や連絡のタイミングがなかなか合わず、デートの間隔が空いてしまいました。
そのため、キスはしたけれども進展せず、そうこうしているうちに今の旦那と付き合ったため(後述)、自然消滅しました。
●年下男性に「ババァじゃん」と連呼される
ハッピーメールで出会った26歳の男性とマッチングしました。
仕事上の共通点がありメッセージが盛り上がったため、一度飲みに行くことになりました。
お酒を飲みながら、私が大好きなバンドTHE YELLOW MONKEYの話をしたところ、彼が知らなかったため「イエモン知らないの?」と冗談で言ってしまい、それが悔しかったのか、その後どんな話題をふっても「ババァじゃん!」と返されるようになってしまいました。
30代前半の私に、ババァという言葉は骨身に沁みました。
もちろんその後は気まずい空気のまま解散しました。
●ワクワクメールでヤリ目男性からたくさんのメッセージが来た
ワクワクメールで、ヴィジュアル系バンドのボーカルかホストのような写真の方から「いいね!」をもらいました。
写真が綺麗すぎて怪しいと感じながらも「いいね!」を返してマッチングしました。
すると、メッセージで「今日会おう!いっしょに寝よう!」としつこくメッセージがきてびっくりしました。
その後すぐにその方が退会していました。
おそらく通報されて強制退会されたのだと思います。
■再婚活者におすすめのマッチングアプリ
再婚活で成功したまりこさんのオススメの再婚活マッチングアプリをお伺いできますか?
わかりました。
実際に使ってみた立場でお伝えしますね。
以下のランキングはまりこさんの個人的なおすすめランキングですが、当サイトが紹介料を得る場合があります。
「ブライダルネット」私が再婚できた
私自身、再婚活を叶えたのが「ブライダルネット」でした。
公式サイトによると「約7割の会員が結婚を前提もしくは視野に入れた恋愛としての出会いを求めている」とのことで、私が利用したときも真剣に結婚を考えている利用者が多いと感じました。
30代40代のユーザーが多く、離婚歴がある人も多数いました。
また、男女ともに課金制のため「お金をかけてでも、恋愛や結婚を叶えたい!」という熱意があって、真剣な人が集まるのが特徴です。
ちなみに、他のアプリは女性が無料なことが多いです。
ブライダルネットは、「女性も有料なので真剣な人が多い」ということを知っている男性が登録するので、婚活に真剣な男女が多く集まっていると思われます。
そして、ブライダルネットは、プロフィールや検索項目が細かく、求める条件の相手を見つけやすいため、再婚を素早く叶えたいなら絶対にオススメです。
「マリッシュ」離婚に理解がある人が多い
マリッシュは、バツイチ・再婚に特化したアプリのため、再婚活者に人気のアプリです。
公式サイトで「シンママ、シンパパの再婚を応援」と公言しているので、離婚歴がある方や、子持ちの方にも利用しやすいアプリだと思いました。
また、確かに他のアプリと比べて離婚歴がある方が多い印象を受けました。
そして、登録している方々からは、「みんないろいろ事情があるよね」というような「離婚に理解がある雰囲気」も感じました。
年齢層としては30代後半~50代が中心のため、落ち着いた相手を探したい人にはピッタリです。
逆に、20代や30代前半の若い方、地方在住の方だと、ユーザーが少なかったなどの口コミがあり、その点はデメリットといえるかもしれません。
■ブライダルネットで出会って結婚したAさんとの体験談
Aさんとマッチングして、すぐに会ってみたい!と思った
ある日、ブライダルネットでAさんを見つけました。
Aさんは私より7歳年上の39歳でしたが、とても若く見え、同年代のような外見でした。
Aさんは、プロフィールの写真が充実していて、20代の頃にバックパックで東南アジアを放浪した写真が多く、「なんだか面白そうな人だな」と感じさせました。
そして、Aさんのトップ写真は「彼女とのデート中に撮った写真」ということがわかる、おしゃれなカフェでの写真でした。
それだけでも「普通に彼女ができる人」ということが伝わりましたし、Aさんの顔がL’Arc〜en〜CielのHydeさんに似ていたこともあり、私から「いいね!」を押しました。
すると、半日後くらいにAさんからも「いいね!」を返してくれて、メッセージのやり取りが始まりました。
私は、Aさんが、
- プロフィールに海外旅行の写真が多く、話題が豊富そう
- 家が近い(地下鉄で2駅)
- 年収が前の旦那と同程度以上
などだったため、最初から「会って話をしてみたい!」と感じていました。
そのため、マッチングして2日後に、私からLINE交換の提案をしました。
その頃は、年末に差し掛かっており、私が実家に帰る予定があったため、急いでデートの予定を決めました。
ブライダルネットでもメッセージのやりとりはできますが、あえてLINEの提案をしたのはどのような心理やメリットがあったからでしょうか。
LINEでは、リアルタイムに短文やスタンプでコミュニケーションが取れるので、Aさんと、より早く仲良くなれると考えました。
クリスマスイブが初デート
12月22日にLINEでのやり取りが始まり、12月24日(土曜日)のクリスマスイブが二人ともフリーだったため、その日に急遽会うことにしました。
お互いの住んでいるエリアが近い池袋で会うことになり、お昼に東武百貨店のレストランフロアに集合しました。
私がAさんよりも少し遅く到着し、AさんにLINEの通話で連絡すると、エスカレーターまで迎えに来てくれました。
そして会ってから「お腹は好いていますか?」と聞かれて、腹ペコだと答えると、一瞬でお店を決めてくれて、即食事になりました。
私はお腹が空くとイライラしてしまうタイプだったため、この時のAさんの素早い行動に助けられ、私の中のAさんへの好感度が上がりました。
東武百貨店の中の並ばずに入れそうだった天ぷら屋「銀座ハゲ天」でランチを食べました。
ご飯中は、緊張して言葉が少なくなりましたが、どんどん食事が運ばれてくるので、まずは食べることに集中していました。(笑)
Aさんとは、初対面から
- 沈黙が苦にならない
- 会話のテンポが合う
など、一緒にいることが自然に感じました。
ランチの後は、池袋をブラブラと散策することにしました。
クリスマスイブだったため、水族館などのメジャーなデートスポットは長蛇の列で、最初からあきらめていました。
Aさんは東京育ちで、子どもの頃から池袋によく来ているそうで、デートをリードしてくれました。
サンシャインシティの中で雑貨屋さんを見たり、乙女ロードで同人誌を立ち読みしたりと、最初のデートなのに数度目のデートのような内容でした(笑)
夜は、池袋パルコにある落ち着いた和食居酒屋「えん」で、お酒を飲みながら夕食をとりました。
好きな漫画の話や、休日にどんなことをしているか、仕事のことなど、お互いを知るための他愛もない会話をして、穏やかな時間が流れました。
そろそろお開きにしようという頃、Aさんが、「クリスマスなので」と言いながら、RUSHのギフトセット(石鹸の詰め合わせ)をプレゼントしてくれました。
私はその年の夏に離婚をし、婚活を始めてもうまくいかなくて凹んでいたので(ハッピーメールやワクワクメール)、Aさんの気遣いがものすごく嬉しくて、感激してしまいました。
その日は、それで解散しました。
2回目は池袋の水族館でデート
初デート後は、毎日頻繁にLINEをやりとりしていました。
年末だったため、私はライブに行ったり、熊本の実家に帰って両親と旅行したり、忙しくしていましたが、暇があればAさんとLINEをしていました。
高校生の頃、気になる人とずっとメールのやりとりをしていた時のような、甘酸っぱく楽しい時間を過ごしました。
1回目のデートから2回目のデートまでの2週間くらい、毎日LINEでやりとりをしていたので、Aさんとはもう既に付き合っているような距離感でした。
そして、2回目のデートでは、1回目の時に混雑していてあきらめた池袋のサンシャイン水族館に行くことにしました。
私が手に持っていたマフラーを、Aさんがリュックに入れてくれたり、手をつないだりして、かなり良いムードでした。
そして、その夜に、Aさんの家に行き、体の関係をもちました。
お付き合いより先に体の関係をもってしまったため、「ヤリ捨てされないかな?」という不安もあったのですが、Aさんとのこれまでのやり取りが楽しかったので「ヤリ捨てするような人だったらガッカリだから、その時は1回だけだと割り切ろう」と考えました。
事後、ベッドの中でAさんから「付き合おうか」言われたため、「うん!」と答えて、無事に交際がスタートしました。
その日のうちに、2人同時にブライダルネットから退会しました。
また、お互い他に、LINEやメールで連絡を取り合っている異性がいましたが、無視して終わらせることを2人で決めて実行しました。
私がブライダルネットを通じて出会ったのは、Aさん1人でした。
また、Aさんとは出会ってすぐにLINEに移行したため、実際に使用した期間は、実質2週間ほどでした。
女性も有料のため「3ヶ月以内に彼氏を作って退会する!」と覚悟を決めて利用しました。
3ヶ月コースで課金をしたため、2ヶ月分余ってしまいましたが、それでも課金して良かったと思っています。
交際開始4ヶ月で同棲開始
Aさんと付き合い始めてからは、印象に残るイベントばかりで、毎日がとても充実していました。
例えば、私が「ディズニーシーのミラコスタに泊まったことがない。泊まるのが夢!」と言うと、翌月には予約を取ってくれていました。
また、上京してきて間もない私のために、新宿、浅草、代官山、表参道、原宿など、都内の各所を連れ回してくれて、思い出がたくさんできたのです。
お互いの住んでいる家が地下鉄で2駅の距離だったこともあり、平日でも頻繁に行き来して、一気に距離が縮まっていきました。
付き合ってから2ヶ月経った頃に「家賃がもったいないから一緒に住もう」とAさんが言ってくれて、家探しが始まり、付き合って4ヶ月後には同棲を開始していました。
この時は忙しすぎて、目が回りました。(笑)
引っ越しが落ち着いて結婚指輪を買いに行く
同棲してからしばらくは、引っ越し後の片付けや家具の購入などでバタバタしていました。
ひと月ほど経ち、家のことが少し落ち着いた頃、どちらからともなく「結婚指輪を選びにいこう」という話をしました。
同棲する段階で結婚を視野に入れていたため、自然な流れでした。
ちなみに、以前結婚していた時の婚約指輪と結婚指輪は、離婚が決まったときに売りました。
どちらもノーブランドでしたが、結構良い値段になったので助かった記憶があります。(笑)
婚約指輪は元旦那がひとりで選んだものだったため、デザインが気に入らなかったし、友人の結婚式ぐらいしか出番がなかったので、今度の結婚では「2回目だからいらない」とAさんに伝えました。
また、以前離婚した時に三十代前半だった私は、二十代半ばで自分が選んだ結婚指輪のデザインが子どもっぽく思えてしまい、離婚した時にはデザインに飽きていました。
今度の結婚指輪は「長く使うので、シンプルで大人っぽいデザインがいい」と考えていて、Aさんも同意見でした。
指輪を探し始めてからは、毎週末、デパートのアクセサリー売り場やハイブランドのショップを見てまわりました。
最初は気後れしていたハイブランドのショップにも平然と入れるようになった頃、指輪の候補がだいぶ絞れてきて、最後は「ブシュロン」と「ブルガリ」で迷いました。
さらに何度かお店に通って試着を繰り返し、最終的には二人が一番好きなデザインである「ブルガリ」で、結婚指輪を購入することにしました。
結婚指輪の裏側に刻印する文字を決めて注文し、指輪ができるまでの2週間くらいの間に、指輪が届いた後の予定を立てました。
お互いの実家に挨拶を済ませたら、覚えやすい日付で入籍をしようということにしました。
これが交際開始から7ヶ月頃のことで、淡々と結婚までの予定が決まっていくので、「こんなに幸せで、順調で良いのかな?」と思っていました。
ここまで、Aさんからのプロポーズはなく、当たり前に結婚をする前提で物事が進んでいました。
前回の結婚では、王道のプロポーズを受けました。
社会人になって3年目をむかえた私の誕生日に、高級ホテルに宿泊し、コース料理を部屋まで運んでもらえるプランでディナーをしました。
そして、デザートまで食べ終えると、元旦那(当時は彼氏)が床にひざまずき、婚約指輪の箱をパカーと開き、大きな声でハキハキと「結婚してください!」と求婚してくれたので、私は涙を流しながら「はい!」と頷いて結婚したのです。
そんな型どおりのプロポーズを経験していたので、「プロポーズとか、いろいろ大げさにしなくていいからね。もうそんなの私は求めていない。」とAさんには伝えていました。
Aさんがサプライズでプロポーズをしてくれた
そんなある日、デートで訪れた外苑前のフレンチレストラン「プレヴナンス」で、サプライズのプロポーズをしてもらいました。
デザートまで食べてお腹がいっぱいになった頃、おもむろにAさんが「ニコライバーグマン」のフラワーボックスを取り出しました。
渡された黒い箱を開けると、敷き詰められた真っ赤な薔薇の花の中に埋もれて、婚約指輪がありました。
「婚約指輪はいらない」とAさんには伝えていましたが、ブルガリで、試着だけをさせてもらっていたものでした。
まさか婚約指輪をもらえるとは思っていなかったので、本当に驚いて感激しました。
そして、付き合うときと同じようなノリでAさんが「結婚しようか」と言ってくれて「うん!」とこたえるやり取りをして、無事にプロポーズが終わりました。
ちなみに、この婚約指輪をしばらく使っていないとAさんが拗ねるので、今でも普通のデートの時に使っています。(笑)
婚約指輪もプロポーズも「2回目だからいらない」とAさんには伝えていましたが、きっちりと記憶に残るサプライズをしてくれたので「Aさんは、本当に素敵な人だな」と実感した出来事でした。
両親への挨拶を済ませ、入籍する
その後は、お互いの実家に挨拶へ行きました。
Aさんの実家は都内にあり、以前も挨拶に行っていたので何事もなく終わりました。
ただ、私の実家は熊本だったため、週末にとんぼ返りで挨拶に行きました。
東京育ちのAさんは、大量の料理と焼酎でもてなされて、田舎パワーに圧倒されていました。(笑)
準備が整い、ついに入籍する段階がきました。
入籍日は、1が連続していて覚えやすい11月11日にしました。
仕事帰りに、二人で区役所へ行き。婚姻届を提出しました。
交際開始から約10ヶ月のことでした。
現在、結婚して3年が経過し、出産も4ヶ月後に予定
現在では結婚して3年が経過しました。
今から4ヶ月後には赤ちゃんが生まれるので、これからの生活が楽しみで仕方がありません。
私が実際にお付き合いする方と出会えたのは、ブライダルネットだけでした。
女性も有料ですが、それだけ男女ともに本気の方が集まっていたので、婚活目的でアプリを使う方には、とてもおすすめだと思います。
他のマッチングアプリも3ヶ月ほど使用しましたが、結婚を目的とした相手探しと考えると、ブライダルネットが私の目的に一番合致していました。
女性は無料で使えるマッチングアプリが多い中、女性も有料ですが、その分、結婚までの時間短縮ができると考えると、安いものだと思います。
また、ブライダルネットでは、結婚や恋愛に対する価値観をプロフィールで明確にできるため、実際にお付き合いしてから結婚までの道のりがスムーズにいくと思います。
ちなみに、私は特に美人ではありませんし、離婚歴もあります。
マッチングアプリでは、若くて美人な方は「いいね!」が何百件もついてメッセージも殺到するので大変だそうですが、私の場合はそんなことはありませんでした。(笑)
そんな私でも運命の人といえるような素敵な人と出会い、再婚することができましたので、この体験談がどなたかのきっかけになれたら嬉しいです。
7.Aさんとの時系列まとめ
- マッチング後、1日5通ほどやり取り
- マッチング後、2日でLINE交換
- マッチング後、4日で初デート
- マッチング後、約3週間経った頃の2回目のデートで交際開始
- 交際開始から10ヶ月後に結婚
- 今でも結婚生活継続中
■離婚経験者が語る、マッチングアプリで「再婚活」がうまくいく方法
私は、32歳で離婚し、「再婚活」をはじめました。
最初の結婚のときは、大学の同級生だった元旦那と、お互い25歳で結婚し、7年間一緒に暮らしていました。
元旦那は早い時期から子どもを欲しがっていたのですが、私自身のキャリア形成や経済状況の不安が解決できておらず、考えが合わないということで離婚しました。
子供を作らないという理由で離婚しているため、もちろん元旦那との間に子どもはおらず、離婚して全くの独り身となりました。
そして、当時フリーでコンサルティングの仕事をしており、東京にクライアントが多かったため、結婚していたときに住んでいた関西から東京に引っ越し、一人暮らしを始めました。
離婚したばかりの頃は、
- 「私には離婚歴があるから、婚活が不利になるかもしれない」
- 「離婚したことがあるということで、人格に問題がある人と思われてしまうかも」
などの不安がありました。
しかし、離婚経験があっても、のちに再婚する人と出会うことができました。
再婚した今の夫と出会ったのはマッチングアプリです。
この記事では、私の経験をもとに、離婚歴があってもマッチングアプリでの「再婚活」がうまくいく方法を解説します。
まりこさんの体験談はこちらです。
離婚歴」があることを強みに変えて、再婚活に挑む!
近年の婚姻の4件のうち1件は再婚である
私の場合、離婚してすぐの時期は、久しぶりに一人暮らしになったこともあり、寂しくて死にそうになりました。
「バツイチになってしまった。このまま誰にも愛されず、ひとりぼっちで死んでいくのかもしれない。人生終わった」と絶望を感じていました。
ところが、落ち着いてからまわりを見回してみると、世の中には、離婚後に再婚した人がたくさんいたのです。
内閣府の男女共同参画局の資料「結婚と家族をめぐる基礎データ(令和3年11月更新)」によると、「全婚姻件数に占める再婚件数の割合は、1970年代以降上昇傾向」にあり「近年は、婚姻の約4件に1件が再婚となっている」そうです。
この資料からも、離婚して再婚することは、許容される世の中になってきていることが伝わります。
離婚経験者はマイナスではなくポジティブに思ってもらえることが多かった
導入でもお伝えしたとおり、私は、32歳で離婚し、再婚活をスタートしました。
当時は、「離婚経験者」の婚活は、0からのスタートではなく、マイナスからのスタートだと思っていました。
しかし、マッチングアプリで出会った独身の男性たちからは、
- 「結婚して、他人と家族になり、生活を共にしたことがある経験者の人」
- 「異性に一度は結婚したいほど愛されたことがある人」
という認識をもってもらえましたし、年上の男性からも人生の先輩扱いされたこともあります。(笑)
婚活市場にいる方の多くは、「まだ一度も結婚したことがない」ため、離婚経験者を格上に思ってくれているように感じました。
離婚経験者にある長所
「離婚」は失敗ではなく、結婚に成功したからこそできた経験です。
離婚経験者だからこそ、
- 異性に対して幻想をもたず、現実的な考え方ができる
- 結婚生活を具体的にイメージできる
- 結婚までがスムーズ
などの長所があります。
異性に対して幻想をもたず、現実的な考え方ができる
「異性に対して幻想をもたず、現実的な考え方ができる」というのは、例えば、少女漫画や恋愛ドラマで描かれるような理想の男性はフィクションだとわかっていることです。
結婚していると、等身大の男性と毎日顔を合わせるので「男性はこうあるべき」といった幻想はなくなります。
男性のだらしない姿や頼りない姿、弱々しい姿を見ても幻滅しなくなり、過度な期待をしなくなります。
これは私が感じた長所ではありますが、男性が離婚歴のある女性とお付き合いする場合もこの長所は生きるのではないでしょうか。
もし一緒に生活するなどでだらしない部分を見せてしまっても、結婚経験がない女性よりも許容してもらえることが多いと思います。
結婚生活を具体的にイメージできる
「結婚はゴールではない」とよくいわれますし、事実、結婚は共同生活の始まりにすぎません。
結婚した後の日々の生活は地味で、小さなタスクの積み重ねです。
- 細かな家事
- 家計の管理
- 相手の両親や親戚との関わり
などの雑事を日々こなしていかなければなりません。
ずっと実家で暮らしていた場合や、私のように一人暮らしで仕事中心の生活をしていた場合、生活力がついておらず、共同生活を始めたばかりの頃は、発生するタスクをさばくのが大変です。
その点、経験者は、どんなタスクが発生するのかがわかっており、こなしてきた経験もあるため、共同生活をスムーズに進めやすいでしょう。
また、お互いが譲り合って支え合うことの大切さが身に染みているので、「気遣い」ができます。
恋愛で浮かれている段階を抜けると、生活力を発揮して、一緒に暮らしていく段階が訪れます。
結婚生活のリアルな現場を知っているのは、経験者の強みだと思います。
結婚までがスムーズ
離婚経験者は、当然のことながら、一度結婚したことがあるので、結婚に対するハードルが高くないため、条件さえ満たせば結婚までスムーズに話が進みます。
良くも悪くも、前回の結婚が判断基準となっており、「前回の結婚の問題点(今回の結婚で解消したいこと)」が解決できているのであれば、結婚に関する他の条件はあまり気にしないという離婚経験者は多いと思います。
私の場合、離婚の大きな原因が「子どもをもつことに関する意見の不一致」だったため、次の結婚相手に求める条件で最重要なのは「子どもをもつことに対する考え方、方向性が一致すること」でした。
相手の男性がその条件さえクリアしてくれていれば、年収、見かけ、年齢などの表面的な条件は、私の中では二の次になりました。
一番重要な項目を満たし、他に特筆するべき問題がなければ、あとは結婚するだけなので、スムーズです。
離婚歴がある場合のマッチングアプリの利用方法
離婚歴はプロフィールに明記する
マッチングアプリに登録する際、プロフィールに「離婚歴」を表示できるアプリが多いです。私は、離婚歴を隠さず、最初から「離婚」と明記しました。
なぜなら、隠されると「離婚理由が自分にあって、後ろめたいのかな」と想像されそうだと考えたからです。
いまどき、離婚は珍しいことではないので、堂々としているほうが自然なのです。
離婚理由を伝える時は元配偶者のせいにしない
また、「離婚理由」の伝え方も工夫しました。
マッチングアプリで出会った新しいお相手側は、あなたの「離婚理由」を知りたいです。
実際に、私もマッチングしたあとのメッセージや、お会いした際に、必ずといっていいほど、離婚理由をきかれました。
再婚活で離婚理由を伝える際に気をつけるべきことは、「離婚の原因を、相手のせいにしない」ということでした。
このことは、たとえ、相手が100%悪いといえる場合でも徹底するべきです。
前の方と結婚を決めたのは自分です。
それなのに、離婚の原因がすべて相手にあるような言い方をしてしまうと
- 「主体性がない人だな」
- 「もし自分と付き合って別れたら、悪く言うのだろうな」
- 「自分の人生に責任をもてない、依存的な人だな」
と、相手に感じさせてしまうでしょう。
私がもし相手の立場で、離婚を相手のせいにするような方がいたら、やはり良くない印象を抱くでしょう。
とくに、今の時代は共働きの家庭が増え、男女支えあって生きていくことが前提になってきています。
恋愛・結婚をしていく上で、「自立していて、自分の決断に責任がもてること」は、男女どちらにも求められている資質だと、私は感じていました。
離婚理由を前向きに伝えるための考え方
「離婚理由」を前向きに伝えるには、主語を「自分」にして、前回の結婚生活を振り返り、離婚の原因と向き合う必要がありました。
私の離婚理由をお伝えしながら説明します。
先述していますが、私が元旦那と離婚した大きな原因のひとつに、「子どもをもつことに対する意見の不一致」がありました。
元旦那は、20代半ばの早い時期から子どもを欲しがりました。
一方、私は、
- 自身のキャリア形成(結婚後に転職したため、まだ結果を出せていない状態でした)
- 経済状況の不安(私が働けなくなることで、家庭全体の収入が減るとカツカツになることがわかっていました)
- まだ自由でいたいという気持ち(周囲の友人たちはまだ結婚していませんでしたし、就職して数年が経ち、自由になるお金が増え、旅行や飲み会が楽しい時期でした)
などがあり、なかなか妊娠・出産を前向きにとらえることができませんでした。
これらの考えがあったため『30歳までは二人で楽しく暮らそう』と元旦那に伝え、子どものことを先延ばしにして、だましだまし暮らしていました。
しかし、お互いが30歳を過ぎたころ「もう30歳だし、子どもが欲しい」と元旦那が言い出しました。
そのとき、私自身のキャリア形成や経済状況の不安などは、まだ解決できていませんでした。
おまけに長年セックスレスでした。
何度話をしても、お互いが譲らず平行線が続きました。
だんだんと溝が深まっていき、私はひとつの結論に達しました。
「子どもは欲しいけど、この人(元旦那)の子どもは欲しくない」
そうなってしまうと、もう将来をいっしょに過ごすイメージがもてなくなり、離婚したのです。
この経験を、アプリでマッチングしてお会いした方から、離婚理由について尋ねられた際に「元旦那が私の意見をきいてくれなかった」というニュアンスではなく、
- 「子どもをもつことに対して、意見が食い違って、努力したけど分かり合えなかった」
- 「私は子どもが欲しくないわけではないが、経済的なことや仕事のことなど、妥協できないことがあった」
というように、真摯に話すようにしていました。
そうすることで、相手の
- 結婚後の子どもに対する考え方
- 女性にどうあって欲しいか
- 「私の人生」や、「私がやりたいこと」に口出ししそうかどうか
などの側面も引き出すことができました。
ちなみに、あまり仲良くなっていない段階で、メッセージで気軽に離婚理由をきかれたときや、答えたくない場合は「方向性の違いによる解散」と冗談めかして伝えていました。(笑)
お相手に求める条件を明確にする
私は、マッチングアプリでのゴールを「結婚すること」にしていました。
結婚は、共同生活であり、一緒に生活をしていく共同生活者を選ぶのが、婚活だと思っています。
結婚した経験により、私の中では、共同生活において許容できる範囲と譲れないラインができていました。
そこで、マッチングアプリで再婚活を始める前に、当てはまる「理想の相手に求める条件」をノートに書き出すことにしました。
たとえば、
- 年齢
- 性格
- 顔
- 体型
- 年収
- 家事能力
- 賃貸派かマイホーム派か
- 食の好み
- 今後の人生で叶えていきたいこと(子どものこと、住んでみたい場所、将来の夢など)
などです。
また、それぞれの条件に関して、
- どこからどこまでなら許容範囲なのか
- 妥協したくないポイント
をあらかじめ決めておくと、相手を選ぶ基準が明確になり、迷ったときに決断することができます(例を後述しています)。
これらをまとめておくと、マッチングアプリでプロフィールを登録する際や、プロフィールに掲載する文章を作成するときにも、参考にできるので便利です。
理想の相手に求める条件を決めておくことで、ターゲットを絞ることができ、「再婚活」がしやすくなります。
私の再婚活の場合、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」スタイルではなく、自分に合う条件の男性を「狙い撃ち」にすることで、少ない時間とお金で再婚活をすることができました。
ちなみに、私の書き出した理想の相手に求める条件を、すべての項目でクリアし、今後の人生で叶えていきたいことがお互いに合致したのが今の夫です。
夫とは、マッチングアプリでマッチングして、メッセージのやり取りや1、2回のデートで、相性の良さを確信しました。
相性の良さを実感したのは共通点の多さでした。
例として挙げると、
- 会話のリズムが合う
- 和食が好きなど食の好みが一致している
- 二人とも住んでいる場所が近い(その地域を選んだ基準が似ていた)
- 二人とも同じ鍋やハッカ油のスプレーを持っているなど変なこだわりどころが似ていた
- 炊飯器を持たない主義
- 賃貸派と持家派でいうと賃貸派
- 犬好きでお互い実家に犬がいること
など、非常に多くの共通点があったのです。
そして、出会った当初に感じた相性の良さは、結婚して3年が経った今でも感じます。
今の夫は、一緒に生活していくうえでのストレスがかなり少ないです。
何かを決定・実行するときに、ぶつかることがほぼないからです。
例えば、外食するときに、お互いが行きたいお店候補をいくつか挙げると、必ず一致するお店があります。
以前の結婚では、元旦那とは食の方向性が反対だったために、ストレスがたまることがありました(例:元旦那はカツカレーやこってりラーメンが食べたい、私は和食が食べたいなど)。
また、今の夫と出会ってから2回ほど引っ越しを経験しましたが、家探しや部屋づくりにおいて重視するポイントや考え方が一致するため、喧嘩をすることなく、2回ともスムーズに物件が決まりました。
引っ越しも、プロジェクト進行表を夫が作成し、手分けしてタスクを片付けていったので、ストレスなく終わりました。
そして、お互い犬好きだったため、昨年から犬を飼うことになり、毎日が幸せです。
こんなことが起こるので「理想の相手に求める条件」を書き出してから、マッチングアプリに登録するのをオススメします。
●相手に求める条件をまとめた例
以下に私が再婚活した時にまとめた例を書きます。
- 年齢:30~42歳くらいまで(当時私が32歳だったので)
- 性格:穏やかな人、許容範囲が広くて怒らない人
- 顔:できればイケメン(広い意味でOK)
- 体型:極度に太っていなければOK
- 年収:500万円以上(私も働くので、500万円あればOK)
- 家事能力:一人暮らしである程度の家事をしたことがある人、料理ができる、もしくは料理が苦じゃない人、女性がすべての家事をこなすことを当然だと思わない人
- 賃貸派かマイホーム派か:賃貸派(マイホームを建てて当然で、巨額のローンを当たり前と思っている人は嫌。実家を相続する、実家が資金を出してくれてのマイホームは可)
- 食の好み:和食系が好きな人、こってり系好きは嫌
- 今後の人生で叶えていきたいこと:海外挙式、子どもを育てる、犬を飼う、犬を飼える家に住む、休日はデートするのが楽しい
■マッチングアプリで「再婚活」をうまくいかせるポイントのまとめ
本記事で私が伝えたいことをまとめると、
- 離婚は失敗ではなく、結婚に成功した経験ととらえる
- 離婚歴を隠さずに伝える
- 離婚理由を伝えるときの主語は「自分」にする
- 「理想の相手の条件」を書き出して、明確にする
- 条件によって相手候補を絞り、条件を満たした方を狙い撃ちにする
です。
離婚した経験は、とても痛みを伴うものです。
でも、辛い想いをしただけ、人の痛みに寄り添えるようになり、人として器が成長します。
そんなあなたであれば、前の結婚以上の幸せを叶えることができるはずです。
この記事が、少しでも前向きに再婚活に挑むきっかけになれたら幸いです。
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