■りょうこさんのプロフィール
- 仮名:りょうこ
- 居住地:兵庫県西宮市(マッチングアプリ利用時は東京在住だったためタイトルなどは東京にしています)
- 現在の年齢: 41歳
- マッチングアプリを使っていた頃の年齢:40歳
- 職業:受付・営業事務
- 趣味:ホットヨガ・ジム・ネイル・美容院
私は、41歳独身、兵庫県西宮市在住の会社員です。
現在は兵庫に住んでおりますが、つい2ヶ月前までは東京に住んでいました。
マッチングアプリを利用していた時期に住んでいた場所も東京でした。
年齢と肌のことが気になりはじめたため、ここ3年ほどホットヨガに通っていましたが、兵庫県に引っ越してからは、ホットヨガからトレーニングジムに変更し、筋トレなどで体の引き締めを重視しています。
女性は年齢とともに価値が下がっていくので、せめてスタイルだけでも維持したいと思い、頑張っています。
マッチングアプリを使おうと思ったきっかけ
私は、結婚してからもうすぐ6年目だった当時の夫がお金にルーズになってしまったことから、離婚を決意しました。
付き合っているときは、キャッシングなんてする人ではなかったのですが、私と結婚して自由に使えるお金が減ってしまったからか、キャッシングするようになってしまいました。
「いつか返せると思っていた」なんて気楽なことを言っていたので、「もうこの人と一緒にいるのは無理だな」と思って離婚を決意したんです。
ただ、離婚しても、「今の人間関係の中から誰が40歳のバツイチ女を相手にしてくれるのだろう」と思ったことや、今の環境をガラッと変えたいと思ったことなどから、マッチングアプリに登録しました。
私は、医療関係・建築関係・印刷関係の方々と仕事をしてきました。
マッチングアプリで、音楽関係の人や商社マンの方などの、私が出会うことのない業界の人たちと触れ合いたいと思ったのが大きな理由の一つです。
マッチングアプリで相手に求める条件
収入はある程度あればいいと思っていたので、そういうところよりも、まずは顔が美しくないと嫌でした。
あとはちょっと変わった感覚を持っているんじゃないかって興味がわくプロフィールの人がいいと思っていました。
実際にいた「ちょっと変わった感覚」をお持ちの男性は、どのような方でしたか?
例えば、中性的な美形男性なのに、プロフィール欄をみると、
- 好きな芸能人:柳沢慎吾
- よく聞く音楽:歌謡曲
- 好きな映画:任侠映画
などとプロフィールに書いてあって、「とても中性的な顔立ちなのにヤクザ映画が好きなの?!」とそのギャップに思わず笑ったことがあります。
また、私は音楽が好きで、音楽業界にも興味がすごくあったため、「ギター講師しています」という方などには、ぜひ話を伺いたいなと思いました。
- 居住地:東京都
- 年齢:39歳~42歳まで
- 身長:170cm以上
- 同居人:なし
- お酒:少々
- タバコ:吸わない
- 体型:細身
- 年収:500万円以上
- 休日:土日祝日
- 出会うまでの希望:メール・電話でやり取りしてから
- 相手の子供の有無:なし
マッチングアプリで出会った人とどうなったか
- 利用したマッチングアプリ:ブライダルネット
- 累計利用期間 1か月
- いただいた「いいね!」は約200回
- 送った「いいね!」は3人
- マッチングしたのは3人
- お会いした方は3人
- お付き合いした方は1人
- 体の関係のみの方は0人
- 今までの人生でお付き合いした方は10人(マッチングアプリ以外も含める)
■マッチングアプリを利用してみた感想
ブライダルネットを利用した感想
ブライダルネットを利用した理由は、女性が有料のマッチングアプリの方が、無料のマッチングアプリよりも安心できると思ったからです。
多くのマッチングアプリは女性が無料ですが、そのような無料のマッチングアプリは、なんとなく信用ができませんでした。
また、女性が有料のマッチングアプリの人のほうが、
- 男性の質が良い
- 無料で出会いを求める感じが性格的に合わない
などと思ったことも理由の一つです。
ブライダルネットには、丁寧な言葉遣いでメッセージを送ってくださる感じの良い男性が多かったですし、会って嫌な気持ちになった方もいませんでした。
私はいきなりなれなれしいメッセージを送ってくる方には、距離感が近すぎて引いてしまうため、ブライダルネットにいる男性の距離感が良かったです。
■ブライダルネットでお付き合いしたAさんとの体験談
1ヶ月だけの期限と決めてアプリを利用開始
マッチングアプリは、一ヵ月だけと期間を決めて利用しました。
一ヶ月という短い期間を決めた理由は、
- マッチングアプリを利用することに抵抗があった
- ダラダラやっても仕方ない
などの考えがあったからです。
そして、自分で決めた期限ぎりぎりで、「受け身ばかりではなく、最後に自分から検索をしてみよう!」と探し始めた時にAさんを見つけました。
Aさんのプロフィールには、「今の職場に出会いがありません」というよく見かける文章がありましたが、個人的には、「そうではなくて性格に癖があるんだろうな(笑)」などと思っていました。
そして、彼の好きな芸能人が柳沢慎吾さんだったので、彼の顔から連想されるイメージとかけ離れていて面白いなと思いました。
さらに、歌謡曲(昭和の音楽)が好きというのも、古風な人だなぁと興味を持ち、私からメッセージを送りました。
お返事がすぐには来なかったため、「やっぱ来ないか」などと半分あきらめていたところ、メッセージを送って2日後、返事が来ました。
そしてすぐにAさんに「私は明日でこのマッチングアプリを卒業します」とお伝えすると、「じゃあ、LINEを交換しよう」と言ってくださったため、LINEでのやりとりが始まりました。
私は異性とのLINEは相手の受け取り方で誤解が生じるので「いつでもLINEしていいよ」と彼は言ってくれていましたが、メッセージを送る頻度は、控えめにようと思っていました。
ただ、Aさんは電話をするのが好きなようで、LINEを交換した後すぐに「電話をしよう」といってきたため、LINEで電話をしました。
初めの通話から、1時間くらい話したように思います。
Aさんは、営業の仕事をしているからか、人と話すのは慣れている感じでした。
そして、初めての電話の時のAさんは大阪に出張しているとのことだったので、「東京に帰ってきたらお茶でもしよう」などと話していました。
それからほとんど毎日Aさんと電話する仲になる
初めての電話の後、私は、「電話は初めだけで、これからはLINEでメッセージのやりとりをたまにする感じかな?」などと思っていたら、彼の性格がとてもマメのようで、毎日電話をかけてきてくれました。
もちろん、たまにかかってこないこともありましたが、ほとんど毎日かけてきてくれました。
この毎日の電話は、寂しがりやな私にとっては嬉しいマメさでした。
男性でも女性でも、電話が苦手な人って多いと聞きますが、私の場合は、パートナーの方と連絡が取れない日があると不安になってしまうタイプでした。
前の旦那とのやり取りはメールより電話だったので、それが染みついてしまっていたところもあるかもしれません。
そのため、私的にはAさんの毎日電話するマメな性格はとてもポイントが高かったです。
ただ、1ヶ月後、Aさんが出張から帰って来た後、会うまでには2週間ほどかかったように思います。
後からわかったことなのですが、彼は、「何よりも仕事や自分を最優先するタイプ」なので、「会おう」とは行ってくれていたものの、私のことは後回しにされていたようです。
初デートはりょうこさんの車でドライブ
やっと、会う日程が決まって、実家くらしの私は自家用車があったことから、私の車でAさんの家まで迎えに行き、Aさんとドライブをすることにしました。
「奥多摩のきれいな空気が吸いたい!」というAさんのリクエストに応えて、奥多摩へドライブしました。
ただ、デート当日はコロナ真っただ中だったので、どこかの施設に行くというよりは、奥多摩までひたすら走りながら会話をするというデートだったように思います。
その後は週に一回デート
それからAさんとは週に1回会うようになりました。
2回目のデートでは、Aさんが仕事で江ノ島にいくので、「一緒においしい海鮮丼食べよう」と電話で約束をして、フラッと江ノ島を歩いて海鮮丼を二人で食べました。
ソフトクリームが大好きなAさんはソフトクリームもおいしそうに食べてました。
3回目のデートは私の車で川越へ行き、色々みてまわりました。
そのデートで。私が「実家暮らしは窮屈だ」という話をすると、Aさんは「(私の)うちに住めばいい」とさらっと話をしてきたので本当にびっくりしたのを覚えてます。
「なんて軽い人なんだ…」と思った部分もありますが、真剣に私と付き合おうとしてくれてるんだと感じ、素直にうれしいと思いました。
Aさんの出張先の新潟へ遠出してデート
でも、Aさんは仕事で、今度は新潟へ1ヶ月出張へ行くようでした。
私は一人で新幹線に乗ったこともなければ、チケットを取ったことすらなかったのですが、「新潟に来てみれば?」というAさんの誘いで、「それもありだな…」と新潟へ2泊3日で行くことを決意しました。
そして、新潟では二人で佐渡ヶ島などに行きました。
佐渡ヶ島は、私達が思ったよりも大きく、思うように巡ることができず、「日帰りで行くところではなかったな」と二人で後悔しました(笑)
同棲と同時にお付き合いスタート
その後、新潟から帰ってきたAさんと、「私がいつ彼の家に引っ越すか」という話をして、それから1ヵ月後に彼のマンションへ引っ越しました。
ここで、正式にAさんとお付き合いする事になりました。
もともと私は、マッチングアプリで出会ったからといってすぐに付き合うということに抵抗がありました。
付き合ってから知っていくのもありなのかもしれませんが、お互いをそれなりにわかったうえで付き合いたかったのです。
Aさんは何度もデートを重ねていて、私としてはもうそれなりに彼を知ることをできたかなと思ったのです。
それで、「一緒に住むということは、付き合うってことでいいのよね?私と真剣に付き合うから同棲を提案してくれたんだよね?」と聞くと、Aさんは、「もちろんそうだよ」と言ってくれました。
Aさんと、「正式に付き合うのは同棲した日からにしよう」と話していたので、「交際0日目で同棲」という関係になりました。
一緒に住んでAさんの潔癖症が発覚する
Aさんは、潔癖症で、人と一緒に住んだことがない人でした。
きれい好きではあるけれど、潔癖ではない私には、「ここまで?」というくらい彼の潔癖症はすさまじいものでした。
私が驚いた彼の潔癖症をいくつか紹介します。
- 玄関の靴を移動するときは持ち上げずにスライドさせる(奥にある靴を手前に持ってくるために持ち上げてしまうと、靴の裏のごみが落ちるということで、靴はスライドして移動するようにいわれました。)
- トイレの便座は使用したら必ずウェットティッシュで拭く
- 掃除をするときは使い捨ての手袋で掃除する
はじめは彼の潔癖症に驚きはしたものの、「受け入れていくしかない」と思いました。
彼は、家から一刻も出たかった私に新しい住処を提供してくれたからです。
私の親は、私が彼らの思い通りに行動していないと気がすまない性格だったので、鳥かごにいるような気持ちで、一緒に住んでいて辛かったのです。
彼のレールにのった生活は私はもう限界でした。
彼が仕事で兵庫に引っ越すため、ついていくことを決意
そこから1年ちょっと彼との同棲生活をしていた時に、彼が仕事で兵庫に引っ越すことになりました。
そしてその時、彼から「兵庫に一緒に行くのか、別れるのか」と話をされたのです。
なぜ彼が別れるという選択を出したのかというと、私が同棲してからも彼に対してなかなか心を開かず、1年も同棲していたのに心の距離がほんの少ししか縮まっておらず、思い悩んでいたからです。
彼も、無理に連れて行こうとは考えていなかったので、私に別れるという選択肢を出したのだと思います。
私は、「彼との関係はどうなるかはわからないけれど、こういったきっかけもなければ西日本に住むこともない。行かないで後悔するなら、行って後悔したほうがいい。」などと思って、働いてる会社に移動願を出して兵庫県へ行くことにしました。
親は、Aさんについて兵庫に行くことを反対していましたが、最後には
りょうこの人生だからりょうこが決めなさい。嫌になったらいつでも帰ってきていいんだからね。
と納得してくれました。
ちなみに、我が家の家庭の事情で、Aさんを私の親に会わせていません。
同じ部屋に寝るようになってから心の距離が縮まる
そして、2021年10月中旬にAさんと兵庫へ引っ越しました。
このインタビュー時点の現在、兵庫に引っ越して2ヶ月が過ぎました。
私達は、東京のAさんの家(2DK)では別々の部屋で寝ていました。
兵庫に引っ越した部屋は1LDKで、彼が個室、私がリビングの一部で寝るという予定だったのですが、彼の個室が外と同じくらい冷え込むことから、一緒に寝ることをあまり好まない彼が、一緒にリビングで寝るようになったのです。
同じ部屋で毎日寝ることもあってか、これまでは心の距離があったのに、引っ越してからは、それが近くなってきたように思います。
一緒に寝るようになったことで、一緒にいる時間が増えたので、喧嘩も増えてしまたのですが、喧嘩してもちゃんと話し合うようになりました(これまでは喧嘩すると別々で寝ていました)。
今あらためて思うこと
今、兵庫に住んで、改めて思うことは、ブライダルネットがなければ、私は彼と出会うことはなく、兵庫県に引っ越すこともなかったということです。
出会いは、すべてが偶然で、奇跡だなと感じます。
兵庫に引っ越したことがきっかけで、Aさんと一緒に過ごす時間がとても多くなり、彼がより身近な存在になったことで、彼との会話が増えました。
私が環境の変化と仕事で悩んだ時は、彼が相談に乗ってくれるので、メンタル部分も支えてくれて、乗り越えさせてくれる人、頼れる人と感じました。
今は心から「Aさんと一生一緒にいれればいいな」と思っています。
Aさんとの時系列
- 5月下旬:Aさんとマッチング。マッチング後、3日後に初電話。彼が出張のため、毎日LINE電話をする。
- 7月上旬:Aさんと奥多摩へドライブ。初デート
- 7月中旬:Aさんと江ノ島で2回目のデート
- 7月下旬:Aさんと川越へドライブ3回目のデート
- 8月上旬:Aさんの出張先の新潟へ行き、デート
- 10月下旬:Aさんとお付き合いをすることをLINE電話で話してお付き合い開始、Aさんの家へ引っ越し同棲。
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