相手との色々な悩みが出やすい時期。昔から「恋心は3年で冷める」や「3の倍数に別れやすい」と言われています。
付き合って3年になると、お互いのことをよく理解していて、本音で会話ができるカップルがほとんどだと思います。相手に気を遣うこともなく、信頼関係もある程度できているので、自然体でいられる居心地の良い関係に変化していきます。
付き合って3年の中で、誕生日やクリスマスなどの、ほとんどのイベントを経験していることと思います。イベントに合わせて、二人でディナーや旅行などに出かけたり、記念日のプレゼント選びを楽しんだりと、カップルらしい「二人の思い出」を過ごしてきた時期と言えるでしょう。
二人で過ごす時間が長くなり、付き合った当初には見えなかった、相手の良いところも悪いところも見えてくるこの時期。お互いのことを理解しているため、落ち着いた気持ちでいられるので、この先も一緒に過ごしていけるかどうかを判断できるようになります。二人の将来を左右する「大切な時期」とも言えます。
交際3年の状態を分析
マンネリ化する
年付き合っていると、相手のことを知りつくしてしまい“新鮮味”がなくなります。交際当初のドキドキ感も薄れ、ふたりの間に新たな発見が少なくなっていくのでマンネリ化していきます。「昔は一緒にいるだけで楽しかったのに…」や「他に好きな人がいるのでは?」など、相手の浮気を疑う原因に繋がってしまうことも。
喧嘩が増える
3年付き合うと、相手の“嫌なところ”や“欠点”が見えてきて、喧嘩が増えるカップルが多いようです。付き合った当時は魅力的に見えたところが、なぜか鼻につくようになってきます。また、お互いの欠点を指摘するようになるカップルも。欠点を指摘しあうようになると、相手の欠点を“粗探し”するようになってしまいます。
ドキドキすることがなくなる
付き合った当時のような「ドキドキ胸が高鳴る感覚」や、ずっと一緒にいたいという「ラブラブ感」が薄れていってしまうのもこの時期。
一緒にいることに慣れてしまい、付き合った当時は好きと思っていた相手の魅力がわからなくなってしまいます。しかし、これは「PEA」という脳内ホルモンの影響でもあります。
人が恋をすると分泌される脳内ホルモンのPEA(フェニルエチルアミン)は、ドキドキ胸を高鳴らせたり、一目ぼれしたりなどの、いわゆる“恋煩い”の状態を引き起こします。
恋の始まりには欠かせない脳内ホルモンなのですが、時間の経過と共に分泌量が減少していき、3.4年でフェニルエチルアミンは作られなくなります。
交際が長くなりマンネリ化したカップルに多いのが「浮気」です。長く付き合っていると、いい意味でも悪い意味でもドキドキ感がなくなります。この時期に相手に飽きてしまい、他の異性が魅力的に見えることで浮気に走ってしまう人も多いようです。「恋に恋をする」タイプの人は、浮気をしてしまう可能性が高いかも?
別れる
付き合って3年で別れてしまうカップルをよく耳にします。別れの理由はさまざまですが、長く付き合うことで相手の欠点が見えてくるので、特に女性は、この時期に将来を見据えて冷静に考える人が多いようです。改善策が見つからず、お互いに思いやりが持てなくなると、別れを決断するという結果になってしまいます。
結婚を意識する
付き合って3年で「そろそろ次のステップに進みたい」と考える人が多く、長く付き合っている結果「結婚を意識する」カップルは多いようです。相手のことを知り尽くしていると、実際に夫婦のような落ち着いた関係になってきます。女性はこの時期に、相手からはっきりとした結婚の意思が欲しいと思う人が多いですよね。
しかし3年も長く付き合っていると、お互いに何となく結婚は意識していても「結婚のタイミングがわからない」というカップルも多いようです。今の仕事や生活の変化が不安に感じて、結婚に踏み切れなくなります。長い春で終わってしまうカップルも多いこの時期に、お互いの結婚の意思を確認し合うことが必要かもしれません。
セックスレス
倦怠期や、マンネリ化が原因で「セックスレス」に陥ってしまうカップルが多いのもこの時期。相手に興味がなくなってしまうことから「しなくなっても平気」という人もいるほどです。
しかし、セックスは“男と女”の関係において「愛情の確認」と「肌の密着」をもたらす大切な行為です。何とか改善したいところですね!
「セックスレス」と「女性のカラダ」には深い関わりがあります。セックスレスは「免疫力の低下」に繋がり、風邪をはじめ、乳がんや前立腺がん、また心臓病の予防効果があるという調査結果も出ています。
またセックスレスのストレスは、体調不良などにも繋がります。お互いの健康維持のためにも大切な行為なのですね。
相手より友人を優先する
付き合いだした当初は、彼氏と離れたくなくて友人との時間を削っていましたよね?しかし付き合って3年になると、一緒にいることにマンネリ化し、次第に友人と過ごす時間を優先し始めます。
異性とはかみ合わない話題も、友人となやワイワイ楽しく話すことができるので、ついつい友人との約束を優先してしまいがちです。
会話が少なくなる
交際期間が長くなると、付き合う当初と比べて、必然的に会話が減るのは当然です。お互いのことがわかっているので、“聞かなくてもわかる”ことが増えていくからです。
しかし、単なる「コミュニケーション不足」だと問題ですよね。「ありがとう」や「ごめん」などの気持ちを伝える言葉が少なくなると、関係は悪化します。
すっぴんが普通
付き合い始めはどんな時でも必ず“フルメイク”だったはずが、3年付き合っていると「すっぴん」を見せることに抵抗がなくなる人は多いようです。一緒にいることが普通になり、見た目に対する意識が低くなり、徐々に「うっすらメイク」から「ポイントメイク」を経て「すっぴん」と変わっていきます。
自分に気を許してくれている姿を好み「彼女のすっぴんが好き」という男性は少なくはないですが、見た目にこだわらなくなる“女子力の低下”を感じると、男性は少しガッカリしてしまうようです。
結婚に対する意識
1.本音が知りたい!
「付き合って3年が過ぎたけれど、彼氏がプロポーズしてくれない」と悩む女性は多いと思います。
交際して3年もたつと「そろそろ身を固めたい」と思う女性ですが、なかなかプロポーズをしない男性は、結婚についてどう考えているのでしょうか?
男性の本音を探ってみましょう!
2.収入面で不安がある
「今の収入じゃ結婚は難しい」と、現在の収入と将来の生活を考えて不安を感じる男性は多いようです。「結婚をするなら彼女をしっかり養ってあげなければ…」や「ふたりの生活だけでも支えていけるか不安なのに、子どもができたらとても生活していけない!」と、“強い責任感”からブレーキをかけている男性も。
その他には「まだ自分の趣味や遊びにお金を使いたいから、今のところ彼女との結婚は考えてない」という男性もいました。“収入は男のステータス”とよく言いますが、同じ収入面で不安に思う男性でも「収入が上がったら結婚したい!」という人もいれば、「まだ自分で自由にお金を使いたい」と考えている人もいるようです。
3.結婚に対する考えが違う
「将来子供が欲しいけれど、彼女は欲しくないみたいだから」や「結婚後も自分は共働きしてほしいけれど、彼女は専業主婦がいいみたいで…」など、結婚に対する考え方の違いから、踏みとどまっている男性もいるようです。
結婚は“生活費”や“子どものこと”または“将来設計”などの課題がたくさんありますよね。
結婚後の生活を踏まえて「結婚と恋愛は別」と冷静に判断している男性は多いようです。結婚に対する考え方の違いがあると、二人で解決していくことが難しいですよね。
しかし、女性側からすると「考え方に違いがあるのなら、自分で判断せずにきちんと話してほしい」と思うのも正直なところです。
4.同棲して気が変わった
「彼女と結婚するつもりで同棲したけれど、彼女が全く家事をやらないから結婚は難しい」という男性の意見もありました。
女性側に“理想の男性像”があるように、男性にも“理想の女性像”があります。同棲してみて理想の女性像とあまりにかけ離れていることから「結婚はない」と判断してしまうこともあるようです。
5.結婚願望がない
「そもそも結婚願望がない」という男性もいました。周りの既婚男性を見て辛そうに見えたり、結婚について悪い意見しか聞かなかったりすると、結婚に対してポジティブなイメージが持てなくなるようです。
「彼女のことは好きだけど、結婚しなくても二人の関係は変わらないのでは?」と結婚に意識が向いていない男性もいます。
「結婚する本人同士が違えば、結婚生活自体もそれぞれ違ってくる」と思いますが、そもそも結婚願望がない男性を結婚に導かせるのは、なかなか苦労しそうです…
6.お互いにとって良いタイミングで結婚したい
「彼女が今仕事で大切な時期だから、結婚したい気持ちはあるけれどあえて言わない」という意見や「彼女が資格の勉強をしているから、下手に結婚を申し込んで邪魔したくない」という素敵な意見もありました!
ちゃんと結婚をしたいからこそ、自分の考えだけでなく、二人にとって良いタイミングを考えている男性もいます。
男性がなかなかプロポーズをしない理由はさまざまですね。
女性の理想としては彼氏から口にしてほしい「結婚」というフレーズですが、二人の将来の為にも、女性から勇気を出して話してみても良いのかもしれません。「彼氏の本当の気持ち」を確認することができるかもしれませんね!
別れるカップルの特徴
3年付き合っていると、新鮮味がなくなることで他の異性に目が向きやすくなります。また、喧嘩が増えていくと周りの異性に相談する機会が増えて、それをきっかけに恋心が芽生えてしまうことも。
男女ともに「自分は恋人に必要とされていないかも…」と感じてしまうと、心が離れていってしまうようです。
付き合って3年になると、同棲や結婚など話は自然な流れで話題となりそうですが、ふたりの中で将来についての会話がなかったり、男性が話をはぐらかしたりすると、別れを考えるきっかけになってしまいます。
特に結婚を意識した女性だと「この人とは先がない」と、どんなに好きな彼氏でも別れを決意することになるようです。
付き合った当初は、何よりも彼氏との予定を優先していたのに、いつからか自分の予定だけでスケジュールを考えるようになってきます。
また、以前は喧嘩の時にも彼氏の気持ちを考慮出来ていたのに、普段イライラが募っていると自分の気持ちを押し付けてしまい、謝ることも出来なくなってきます。やがて別れを決断する結果に。
4年目のカップルが実践すべきこと
1.言葉で伝える
相手に対してイライラする原因のひとつに、きちんと「言葉で伝えていない」ことがあります。例えば、手伝ってほしいときは「言わなくてもわかる」と決めつけずに「○○やってくれないかな?」と言ってみましょう。
また「ありがとう」という感謝の言葉も忘れずに。言葉で伝えることで会話のきっかけにもなります。
2.マンネリ解消の努力をする
マンネリ解消におすすめなのが「メイクやファッションを変えること」です。外見の変化が一番わかりやすく、男性は特に視覚的な変化に弱いので、すぐに新鮮な気持ちになります。
この時、彼氏が褒めてくれたら素直に喜ぶことと「彼のために変えた」というところをアピールしておきましょう。彼氏もきっと喜んでくれます!
また「いつもとは違う場所でデートしてみる」や「一緒に旅行プランを立ててみる」などの変化も効果的です。いつもとは違った“新鮮な空気を取り込む”ことで、二人の間の空気感も変わってきます。
3.共通の趣味を始める
「共通の趣味を始めてみる」こともおすすめです。スポーツを始めてみたり、一緒に料理にチャレンジしてみたり。初めての経験で会話が弾み、新たに“相手の良さ”を発見できるかもしれません。
また何かに興味を示したり、追い求めることで脳内ホルモンが分泌されます。二人に「新たな刺激」を与えてくれることでしょう!
4.相手に期待しない
いい意味で「相手に期待しない」ことは“良い関係を保つ秘訣”です。相手に「こうしてほしい!」と期待すると、期待通りにならなかったとき、相手にガッカリしイライラしてしまいます。
喧嘩の原因にもなってしまいますよね。逆に全く期待していなかったことを相手がしてくれると、嬉しく思い素直に感謝することができます。
5.思いやりを忘れない
最後は「思いやりを忘れないこと」です。男女関係なく、人間関係において一番大切なことですよね。
付き合って3年にもなると忘れてしまいがちですが、お互いを思いやって相手の心に触れることで、優しい気持ちになれます。
体調を気遣う、手伝ってあげるなどの思いやりが、二人を穏やかに変化させてくれるでしょう!
交際3年のカップル:お互いの努力が“愛”を作る!
脳内ホルモンに影響された恋愛は「おとぎ話」と同じ。冷静に判断ができる交際3年目だからこそ、お互いの努力次第で本物の「愛」にたどり着くことができます。
友人関係と同様、ひとりの人間として尊敬し、お互いに思いやることで他にはいない「生涯の大切なパートナー」になることができるでしょう。ほんの少しの努力でマンネリ化を解消して、交際3年の壁を乗り越えましょう!
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